📋 この記事でわかること
この記事では、M.2 SSDの取り付け方法をデスクトップとノートPCの両方について、初めての方でも失敗しないように一つひとつの手順で解説します。準備する工具、スロットの位置の見つけ方、ネジやラッチでの固定、ヒートシンクの扱い、BIOS/UEFIでの認識確認、Windowsでの初期化とフォーマットまでを通しで理解できます。作業中に多い「認識しない」「速度が出ない」といったトラブルの原因と対処もまとめました。例として使う製品はSilicon PowerのGen4 NVMe SSD「UD90」で、クーポンを使ったお得な入手方法もあわせて紹介します。読み終えれば、自分のPCにM.2 SSDを安全に増設できるようになります。
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M.2 SSDとは何か、まず基礎を押さえよう
M.2はサイズと形状の規格、中身はNVMeが主流
M.2(エムドットツー)は、SSDを細長い基板の形にまとめた接続規格の名前です。従来の2.5インチSSDやHDDのようにケーブルでつなぐのではなく、マザーボードのスロットに直接差し込んで使います。ガムのように細長い形が特徴で、ケーブルが一切いらないため配線がすっきりし、取り付けもとても手軽です。
M.2はあくまで「形とスロットの規格」であり、中を流れる通信の方式には二種類あります。一つは高速なNVMe(PCIe接続)、もう一つは従来の2.5インチSSDと同じSATA接続です。今回例にするUD90はNVMeタイプで、PCIe 4.0の帯域を使って最大読込5,000MB/sという高速な転送を実現します。ゲームの読み込みや大きな動画ファイルの書き出しなど、速さが効く場面ではこの差が体感できます。まずは「M.2は形、NVMeは速さの方式」と覚えておくと混乱しません。
長さの種類「2280」とキー形状に注意
M.2 SSDには長さの違いがあり、数字で表されます。もっとも一般的なのが「2280」で、幅22mm・長さ80mmを意味します。デスクトップでもノートでも、この2280に対応するスロットが最も多く使われています。ほかに2242や2230といった短いタイプもあり、小型のノートPCでは短いものしか入らない場合があります。取り付け前に、自分のPCが対応する長さを必ず確認しましょう。
もう一つ大事なのが「キー」と呼ばれる切り欠きの形です。M.2にはB keyとM keyがあり、NVMe SSDの多くはM keyです。スロットの切り欠きと基板の切り欠きが合わないと物理的に差し込めない仕組みになっているため、無理に押し込もうとしないことが安全の第一歩です。UD90はM key・2280サイズなので、一般的なデスクトップやノートの多くにそのまま装着できます。
なぜ今M.2 SSDに交換・増設するのか
PCの動作が遅い、起動に時間がかかる、ゲームのロードが長いと感じるなら、ストレージの見直しが最も効果的なことが多いです。とくに古いPCでHDDを使っている場合、M.2 NVMe SSDへ交換するだけで起動やアプリの立ち上がりが劇的に速くなります。すでにSSDを使っていても、容量が足りずに大きなファイルを外に逃がしているなら、M.2の増設で作業がぐっと快適になります。
M.2は取り付けにケーブルが不要で、ネジ一本で固定できる手軽さも魅力です。パーツ交換が初めての方でも、手順さえ守れば十数分で終わります。この記事では、その「手順を守る」ための具体的なポイントを、デスクトップとノートの両方について丁寧に見ていきます。
取り付け前に準備するもの・確認すること
そろえておきたい工具と作業環境
M.2 SSDの取り付けに必要な道具はごくわずかです。まず精密ドライバー(プラスの00番か0番)が一本あれば、固定用の小さなネジを回せます。ネジは非常に小さく紛失しやすいので、小皿やマグネットトレーを用意して受けると安心です。作業する机は明るく、平らで、静電気の起きにくい環境が理想です。カーペットの上やセーターを着た状態での作業は避けましょう。
体に溜まった静電気は精密な部品を傷めることがあります。作業前に金属部分(PCケースの塗装されていない部分など)に触れて放電するか、静電気防止リストバンドを使うとより安全です。加えて、PCの取扱説明書やマザーボードのマニュアル、メーカーの製品ページを手元に開いておくと、スロットの位置や対応規格をすぐ確認できます。安全第一で、慌てず落ち着いて進めることが失敗を防ぐいちばんのコツです。
電源を切りケーブルを抜く、これは絶対
作業に入る前に、必ずPCの電源を完全に切ります。デスクトップPCならシャットダウン後に背面の電源ケーブルを抜き、電源ユニットのスイッチがあればオフにします。念のため、電源ボタンを数秒押して内部に残った電気を逃がしておくとより安心です。通電したまま部品を抜き差しすると、ショートや故障の原因になります。
ノートPCの場合はシャットダウン後にACアダプターを抜き、可能ならバッテリーも外します。最近のノートはバッテリーが内蔵で外せないことも多く、その場合はBIOS設定にある「バッテリー無効化(シップモード)」や、内部のバッテリーコネクターを外す手順が指定されていることがあります。機種ごとに手順が異なるので、必ず自分のPCのマニュアルに従ってください。焦らず、通電していない状態を確実に作ってから中を開けるのが鉄則です。
データのバックアップと対応規格の再確認
増設ではなく既存ドライブの交換をする場合や、作業中に既存データへ触れる可能性がある場合は、事前に大切なデータのバックアップを取っておきましょう。外付けのドライブやクラウドに保存しておけば、万が一のときも安心です。とくにOSが入ったドライブを扱うときは慎重に進めてください。
もう一つ、取り付ける前にPC側のスロットが対応している規格を必ず確認します。チェックすべきは、対応するインターフェース(PCIe Gen4なのかGen3なのかSATAなのか)、対応サイズ(2280など)、そしてスロットの数です。UD90はGen4対応ですが、PC側がGen3までしか対応していなくても下位互換で動作し、その場合は速度がGen3相当になります。逆に、SATA専用のM.2スロットにNVMe SSDを差しても認識しないことがあるため、この見極めが大切です。Silicon Power UD90 Gen4 NVMe SSDのような幅広い環境に対応した製品を選んでおくと、対応の悩みが少なくて済みます。
デスクトップPCへの取り付け手順
ケースを開けてM.2スロットを見つける
まずデスクトップのサイドパネルを外します。多くのケースは背面のネジ2本を緩めればパネルがスライドして外れます。中が見えたら、マザーボード上のM.2スロットを探します。スロットは横長で、端に小さなネジ穴(スタンドオフ)があるのが目印です。位置が分かりにくいときは、マザーボードに「M2_1」「M2_2」といった印字があるので、それを頼りに探すと確実です。
スロットが複数ある場合、どこに挿すかで速度が変わることがあります。一般に一番上のCPUに近いスロットが最速(Gen4×4など)に配線されていることが多く、下側のスロットはチップセット経由で速度が抑えられる場合があります。マニュアルにスロットごとの対応速度が書かれているので、UD90の性能をフルに引き出したいなら最速のスロットを選びましょう。大型のグラフィックボードやヒートシンクの陰に隠れていることもあるので、見落とさないよう明るい光で確認します。
SSDを斜めに差し込みネジで固定する
スロットが見つかったら、まずスロット上に付いていることが多い純正ヒートシンクのカバーを外します(機種による)。次に、UD90の切り欠きとスロットのキーの向きを合わせ、基板を30度ほどの角度で斜めに差し込みます。無理な力は不要で、奥までスッと入る角度があります。差し込んだら基板の反対側をそっと押し下げ、水平になった状態でネジ穴が合うことを確認します。
固定は、付属の小さなネジをスタンドオフに締めて行います。締めすぎは基板を傷めるので、ネジが止まったら軽く固定される程度で十分です。最近のマザーボードにはネジを使わない「ツールレス」のラッチ式固定も増えており、その場合はレバーやピンを回すだけで固定できます。基板が浮いたりカタカタ動いたりしないことを確認してください。固定が甘いと接触不良の原因になり、後述の「認識しない」トラブルにつながります。
純正ヒートシンクを戻して組み上げる
SSDを固定したら、外しておいた純正ヒートシンクのカバーを元に戻します。ヒートシンクの裏には熱を伝えるためのサーマルパッドが貼られていることが多く、そこに薄い保護フィルムが付いている場合があります。このフィルムは必ず剥がしてから取り付けてください。剥がし忘れると熱がうまく伝わらず、放熱の効果が大きく下がってしまいます。
ヒートシンクをネジで固定したら、配線に干渉していないかを確認し、サイドパネルを閉じて組み上げは完了です。電源ケーブルを戻す前に、外したネジや工具が中に残っていないか最終チェックをしましょう。ここまでできたら、あとは電源を入れてBIOS/UEFIでの認識確認へ進みます。デスクトップは作業スペースが広く、初めての方でも比較的取り組みやすい構成です。
ノートPCへの取り付け手順
底面カバーを外し帯電に注意する
ノートPCはデスクトップより内部が狭く、部品も密集しているため、より慎重な作業が求められます。まず電源を切りACアダプターを抜き、底面(機種によってはキーボード側)のネジをすべて外します。ネジは長さが場所ごとに違うことがあるので、外した位置を覚えておくか、紙に貼って管理すると組み立て時に迷いません。カバーは爪でひっかかっていることが多く、プラスチック製のオープナーで少しずつ浮かせると傷を付けずに開けられます。
中を開けたら、まずバッテリーのコネクターを外して通電を確実に止めます(マニュアルに手順がある場合)。ノート内部は静電気に敏感な部品が多いため、作業前の放電はデスクトップ以上に重要です。金属部に触れて放電し、できればリストバンドを使いましょう。無理にこじ開けたり、爪を折ったりしないよう、力の加減に注意して進めます。
スロット位置と空きの有無を確認する
ノートのM.2スロットは、既存のSSDが挿さっている場所のすぐ近く、または空きスロットとして用意されています。空きスロットには、固定用のスタンドオフが付いていない場合があるので、その場合は別途スタンドオフやネジの用意が必要です。機種によっては短い2242や2230にしか対応しないこともあるため、事前確認がここでも効いてきます。
既存のSSDを交換する場合は、固定ネジを外し、SSDを斜め上に持ち上げるようにして抜きます。増設の場合は空きスロットに、デスクトップと同じ要領で斜めに差し込みます。ノートは基板が薄く、周囲の部品も近いため、周辺のケーブルやアンテナ線に触れないよう注意します。狭い場所での作業になるので、明るい照明と、必要ならピンセットを併用すると作業しやすくなります。
固定して薄型ヒートシンクを検討する
UD90を差し込んだら、水平に押し下げてネジで固定します。ノートは筐体が薄いため、厚みのあるヒートシンクは物理的に入りません。多くのノートでは、底面カバーの内側に貼られたサーマルパッド(熱伝導シート)を介して筐体全体で熱を逃がす設計になっています。純正のパッドがある場合はそのまま活かし、なければ薄型の熱伝導シートを一枚貼っておくと放熱に役立ちます。
固定と放熱対策が済んだら、外したバッテリーコネクターを戻し、底面カバーを元通りにネジ留めします。カバーの爪がすべてはまっているか、浮きがないかを確認してください。ネジの締め忘れや、余ったネジがないかも最終チェックします。ノートは分解の難易度が機種によって大きく異なるため、少しでも不安があれば無理をせず、メーカーや専門店に相談するのも賢い判断です。
ヒートシンクと放熱の考え方
NVMe SSDは発熱する、だから放熱が大切
Gen4 NVMe SSDは高速なぶん、動作中にそれなりの熱を出します。UD90のような高速モデルでは、連続して大きなデータを書き込むと温度が上がり、一定の温度を超えると「サーマルスロットリング」という保護機能が働いて自動的に速度を落とします。これは故障を防ぐための正常な仕組みですが、速さを求めて導入したのに本来の性能が出ないのはもったいない話です。だからこそ放熱対策が意味を持ちます。
とはいえ、普段のブラウジングやゲームのロード程度なら発熱はそれほど大きくならず、多くの場合は標準的な放熱で十分です。放熱を意識すべきなのは、大容量の動画編集や大量ファイルの連続コピーなど、書き込みが長時間続く用途です。自分の使い方に合わせて、どこまで放熱にこだわるかを判断しましょう。
デスクトップは純正ヒートシンクを活用
近年のマザーボードは、M.2スロットに立派なヒートシンクが標準で付いていることが多くなりました。これを正しく使えば、別売りのヒートシンクを買わなくても十分な放熱が得られます。ポイントは、前述したサーマルパッドの保護フィルムを必ず剥がすことと、SSDとヒートシンクがしっかり密着するようネジを均等に締めることです。
純正ヒートシンクがない古めのマザーボードや、より高い冷却を求める場合は、別売りのM.2ヒートシンクを追加する選択肢もあります。装着の際は、厚みがグラフィックボードなどに干渉しないかを確認してください。ケース内のエアフロー(空気の流れ)が良いと、ヒートシンクの効果もより高まります。ファンの向きや吸排気のバランスも、余裕があれば見直すと効果的です。
ノートPCは筐体を使った放熱が基本
ノートPCでは厚いヒートシンクが使えないため、放熱の考え方が少し変わります。基本は、底面カバーの内側に用意されたサーマルパッドを通じて、筐体(金属や樹脂のボディ)全体に熱を逃がす方式です。純正で薄い放熱シートが備わっている機種も多く、その場合はそのまま活かすのが確実です。
もし放熱シートがない、または熱が気になる場合は、市販の薄型サーマルパッド(0.5mm〜1mm程度)を一枚貼るだけでも効果があります。ただし厚すぎるシートはカバーが閉まらなくなるので、必ず筐体に収まる厚みを選びます。ノートは放熱に限界があるぶん、極端に発熱の大きい使い方が続く場合は温度を監視ツールで確認しながら使うと安心です。
BIOS/UEFIでSSDの認識を確認する
電源投入後にセットアップ画面を開く
取り付けが終わったら、いきなりWindowsを使い始める前に、BIOS/UEFIでSSDが正しく認識されているかを確認します。電源を入れたら、メーカーごとに決められたキー(Deleteキーやファンクションキーが多い)を連打してセットアップ画面に入ります。どのキーかは起動時の画面下部に一瞬表示されるか、マニュアルに記載があります。
セットアップ画面に入れたら、ストレージやNVMe、M.2に関する項目を探します。多くのUEFIはトップ画面やInformationのタブに接続中のドライブ一覧が表示されます。そこにUD90の型番や容量が表示されていれば、物理的な取り付けは成功です。ここで表示されていれば、あとはOS側の作業だけなので大きな山を越えたことになります。
認識されないときにまず見るポイント
もしBIOS/UEFIにSSDが表示されない場合、慌てずに順番に原因を潰していきます。最初に疑うのは物理的な固定です。一度電源を切り、SSDがスロットの奥までしっかり差し込まれ、ネジで水平に固定されているかを確認します。斜めに浮いた状態だと接触不良で認識されないことがよくあります。
次に、スロットの対応規格です。SATA専用スロットにNVMeを挿していないか、逆になっていないかを確認します。マザーボードによっては、M.2スロットを使うと特定のSATAポートが無効になる「排他仕様」があるため、マニュアルで併用の制限も見ておきましょう。それでも認識しない場合は、別のM.2スロットに挿し替えて切り分けると、スロット側の問題か製品側の問題かが判別できます。
ブート順とセキュアブートの設定
増設したSSDをデータ用として使う場合は、認識さえ確認できればBIOS側の追加設定は基本的に不要です。既存のOSはこれまで通り起動します。一方、この新しいSSDにOSを入れて起動ドライブにする場合は、BIOSのブート順(起動デバイスの優先順位)で新しいSSDを先頭に設定する必要があります。
また、Windows 11をクリーンインストールする場合は、セキュアブートやTPMの設定が有効になっているかも確認しておくとスムーズです。これらの設定はマザーボードによって場所や名称が異なるため、迷ったらマニュアルやメーカーの案内を参照してください。設定を変えたら「Save & Exit」で保存して再起動します。ここまで確認できたら、いよいよWindows側での初期化に進みます。
Windowsでの初期化とフォーマット
ディスクの管理で新しいSSDを見つける
新しく増設したSSDは、そのままではエクスプローラーに表示されません。Windows側で「初期化」と「フォーマット」を行う必要があります。まず、スタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」を開きます。すると、接続されているドライブの一覧が表示されます。増設したSSDは「未割り当て」や「初期化されていません」と表示された、まだ使われていない領域として現れます。
ここで初めてSSDを扱う方は、容量の数字を目印にすると見分けやすいです。たとえば1TBのUD90なら、およそ931GB前後の未割り当て領域として表示されます(表記上の1TBと実容量は計算方式の違いで少し異なります)。既存のドライブと間違えないよう、容量と「未割り当て」の表示をしっかり確認してから作業を進めてください。誤って既存ドライブを操作しないことが何より重要です。
初期化からボリューム作成・フォーマットまで
初めてのディスクは、まず初期化を求められます。パーティションスタイルはGPTを選ぶのが現在の標準です(2TB超の容量やUEFI起動に対応するため)。初期化が済んだら、未割り当て領域を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選びます。ウィザードが開くので、基本は「次へ」を進めていけば大丈夫です。
ボリュームサイズは、丸ごと一つのドライブにするなら最大値のままにします。ドライブ文字(DやEなど)を割り当て、ファイルシステムはWindowsで使うならNTFSを選びます。「クイックフォーマット」にチェックを入れておくと短時間で終わります。完了すると、エクスプローラーに新しいドライブが表示され、すぐにデータを保存できるようになります。ここまでで、M.2 SSDの取り付けとセットアップは完了です。
速度が出ているか簡単にチェックする
せっかくGen4対応のUD90を取り付けたのですから、期待通りの速度が出ているかを確認してみましょう。無料のベンチマークソフトを使えば、読み込み・書き込みの速度を数値で測れます。UD90は最大読込5,000MB/s級ですが、環境やスロットの世代によって数値は変わります。もし極端に遅い(Gen3相当より下など)場合は、挿しているスロットがGen4対応かどうかを見直すきっかけになります。
ベンチマークの数値はあくまで目安で、日常使いでは体感が大きく変わらないこともあります。大切なのは、起動やアプリの立ち上がりが以前より軽くなっているかどうかです。数字に一喜一憂しすぎず、実際の使い勝手で満足できていれば十分です。もし想定より遅ければ、この記事の放熱やスロット選びの章を読み返してみてください。
よくあるトラブルと安全のための注意点
「認識しない」「速度が出ない」の切り分け
取り付け後によくある悩みが「認識しない」と「速度が出ない」の二つです。認識しない場合は、これまで述べたように固定の甘さ、スロットの対応規格、排他仕様の三つを順に確認します。BIOSで見えているのにWindowsに出てこない場合は、初期化・フォーマットがまだの状態なので、「ディスクの管理」を確認しましょう。多くはこのどれかで解決します。
速度が出ない場合は、スロットの世代(Gen4対応スロットに挿しているか)、放熱によるスロットリング、そしてドライバーやチップセットの更新状況を確認します。マザーボードのチップセットドライバーを最新にすると改善することもあります。原因を一つずつ切り分ければ、たいていの不調は自力で解決できます。焦って何度も抜き差しするより、落ち着いて原因を絞るほうが近道です。
作業でやってはいけないこと
安全のために避けるべき行為をまとめます。まず、通電したままの抜き差しは絶対にやめましょう。ショートで基板を壊す恐れがあります。次に、キーの向きが合わないのに無理に押し込むこと。物理的に入らない設計なので、力任せは破損のもとです。ネジの締めすぎも、基板やスタンドオフを痛めるので避けます。
また、サーマルパッドの保護フィルムの剥がし忘れ、静電気対策なしでの基板の直接接触、金色の端子部分を素手でベタベタ触ることも避けたいポイントです。端子は皮脂で汚れると接触不良の原因になります。基板は端を持つのが基本です。これらを守るだけで、故障のリスクは大きく下がります。安全第一で、一つひとつ確実に進めましょう。
不安なときは無理をしない判断も大切
ここまで手順を丁寧に説明してきましたが、PCの分解には機種ごとの差があり、とくにノートは難易度が高いものもあります。ネジが特殊だったり、カバーの爪が固かったり、内部が想像以上に密集していることもあります。少しでも「これは難しそうだ」と感じたら、無理に進めず立ち止まる勇気も大切です。
メーカーの保証が残っている場合、自分で開けると保証対象外になることもあります。判断に迷うときは、購入店やメーカーのサポート、あるいはPC専門店に相談するのが安全です。作業に自信がある部分は自分で、不安な部分はプロに任せる。この使い分けが、結果的にいちばん確実で安上がりになることも少なくありません。安全と確実さを最優先に考えましょう。
Silicon Power UD90を選ぶ理由とお得な買い方
UD90のスペックと使いどころ
今回例に使ったUD90は、Silicon PowerのGen4 NVMe SSDです。最大読込5,000MB/sという高速性能を持ち、容量は最大4TBまでラインナップされています。PCIe 4.0の帯域を活かしつつ、Gen3環境でも下位互換で動作するため、幅広いPCに対応できるのが強みです。デスクトップの起動ドライブにも、ノートの容量アップにも使いやすい万能な一枚といえます。
ゲーミングや動画編集のように速さが効く用途はもちろん、日常使いのPCを軽快にしたい方にもおすすめできます。M keyの2280サイズなので、一般的なM.2スロットにそのまま装着でき、この記事の手順がそのまま当てはまります。Silicon Power UD90 Gen4 NVMe SSDは、コストと性能のバランスを重視する方にとって候補に入れやすい製品です。
クーポンでお得に手に入れる方法
Silicon Powerの公式ストアでは、期間限定でお得なクーポンが配布されています。UD90 1TB(最大4TB/最大読込5,000MB/s)なら、クーポンコード「SP01KGBP44UD9005」を使うと1,000円割引になります。決済画面でコードを入力すれば適用され、実際の割引額は決済画面で最終確認できます。ちょっとした差ですが、同じ製品を買うなら使わない手はありません。
ほかにも、コストを抑えたい方向けにGen3のSilicon Power UD90 Gen4 NVMe SSDの兄弟モデルであるP34A60 1TB(PCIe3.0×4)が「SP001TBP34A60M28」で1,200円割引、2.5インチのSATA SSDであるA55 1TBが「SP001TBSS3A55S25」で1,800円割引など、用途に応じた選択肢がそろっています。クーポンはお一人様1回限り・期間限定で、キャンペーン終了後は特典が適用されない点にご注意ください。最新の対象商品はセール・割引商品ページ(クーポン配布中)で確認できます。
周辺アップグレードとあわせて考える
ストレージを増強すると、PC全体の底上げを考えたくなるものです。ノートPCなら、あわせてメモリの増設も効果的です。Silicon PowerのDDR4-3200のSO-DIMM(1.2V低電圧)は「SP016GBSFU320B22」で1,000円割引、デスクトップ向けのゲーミングDDR5 32GB(16GB×2)は「SP032GXLWU60AFDEAE」で18,000円割引と、大きなお得が用意されています。SSDと同時にそろえれば、体感速度は一段と向上します。
スマホやカメラのデータ保存には、microSD 128GB(Class10 UHS-1 U3・最大読込100MB/s)が「SP128GBSTXDV3V20SP」で800円割引で手に入ります。PC本体のアップグレードと、日々のデータ持ち運びをまとめて見直すと、環境全体がすっきりします。どの製品もクーポンは期間限定・お一人様1回限りで、終了後は適用されません。気になる方はセール・割引商品ページ(クーポン配布中)から早めにチェックしておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
M.2 SSDの取り付けは初心者でもできますか?
デスクトップなら手順を守れば十数分でできる作業で、初めての方にも十分可能です。必要なのは精密ドライバー一本と静電気対策くらいです。ただしノートPCは分解の難易度が機種によって高く、不安があれば無理をせず専門店に相談するのが安全です。
取り付けたのにSSDが認識されません。どうすれば?
まず固定を確認し、奥までしっかり差し込まれ水平に固定されているか見直します。次にスロットの対応規格(NVMeかSATAか)と排他仕様を確認します。BIOSで見えるのにWindowsに出ない場合は初期化とフォーマットがまだなので、ディスクの管理を確認してください。
ヒートシンクは必ず必要ですか?
普段のブラウジングやゲームのロード程度なら標準的な放熱で十分なことが多いです。大容量の動画編集や連続コピーなど書き込みが長時間続く用途では、放熱が効いてきます。近年のマザーボードは純正ヒートシンクが付属することが多く、それを正しく使えば別売りは不要な場合がほとんどです。
Gen4のUD90をGen3のPCに付けても使えますか?
はい、下位互換で動作します。その場合は速度がGen3相当に抑えられますが、認識して普通に使えます。将来PCを買い替えたときにはGen4の性能をフルに活かせるため、長く使う前提なら無駄になりません。
パーティションスタイルはMBRとGPTのどちらを選ぶ?
現在の標準はGPTです。2TBを超える容量に対応でき、UEFI起動にも適しています。特別な理由がなければGPTを選んでおけば問題ありません。ディスクの管理で初期化するときに選択画面が出るので、そこでGPTを選んでください。
増設した場合、既存のデータは消えますか?
空きスロットへの増設なら、既存のドライブには手を触れないため基本的にデータは消えません。ただし作業中に誤って既存ドライブを初期化しないよう、ディスクの管理では容量と「未割り当て」の表示をよく確認してください。念のため大切なデータのバックアップを取っておくと安心です。
クーポンはいつでも使えますか?
クーポンは期間限定・お一人様1回限りで、キャンペーン終了後は適用されません。割引の最終額は決済画面で確認できます。対象商品やコードは変わることがあるため、購入前に最新のセールページで内容を確認してから注文するのがおすすめです。
SSDの取り付け後、速度が遅い気がします。原因は?
挿しているスロットがGen4対応か、放熱によるスロットリングが起きていないか、チップセットドライバーが最新かを順に確認します。ベンチマークで数値を測ると原因を絞りやすくなります。ただし日常使いでは体感差が小さいこともあるので、起動やアプリの軽さが改善していれば十分な場合も多いです。
✏️ 藤堂 怜(自作PC・ハードウェア担当)より
パーツ交換のなかでも、M.2 SSDの増設は「効果が大きいのに作業は簡単」という、はじめの一歩にぴったりのアップグレードです。私自身、はじめてSSDを取り付けたときは緊張で手が震えましたが、いざやってみると本当にあっけなく、電源を入れて起動が速くなった瞬間の感動は今でも覚えています。あの「自分の手でPCが速くなった」という体験は、一度味わうと病みつきになります。
この記事で何度も繰り返したのは「安全第一」ということです。通電したままの抜き差しをしない、キーの向きを無理に押し込まない、静電気対策をする。この三つを守るだけで、失敗のほとんどは防げます。逆に言えば、手順さえ守れば怖がる必要はまったくありません。少しでも不安な部分は無理をせず、専門店に頼るという選択も立派な判断です。全部を自分でやることが偉いのではなく、確実に成功させることが大切なのですから。
今回例にしたUD90は、価格と速さのバランスが良く、はじめての一枚としても、買い替えの定番としてもおすすめしやすい製品です。とくにクーポンが使える今のタイミングは狙い目で、1TBが1,000円引きで手に入るのはうれしいところ。ただしクーポンは期間限定・お一人様1回限りなので、気になっている方は早めに動くのが吉です。この記事を読んで「自分にもできそう」と少しでも思っていただけたなら、ぜひ挑戦してみてください。あなたのPCが見違えるほど快適になることを願っています。まずはお得なうちに、下のリンクからチェックしてみてくださいね。

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