📋 この記事でわかること
ツクモ eX.computerのBTOゲーミングPCを、予算配分という一点から選び抜くための実用ガイドです。GPU・CPU・メモリ・ストレージ・電源にいくらずつ振り分けると後悔しないのか、価格帯別の狙い目はどこか、カスタマイズで足すべき項目と削っていい項目はどれか——回した数字と長く使う前提で具体的に整理しました。10万円台から30万円超まで価格帯ごとの構成イメージ、フルHD・WQHD・4Kの解像度別の目安、注文から納品までの流れ、よくある失敗まで網羅しています。ベンチの盛り方ではなく「自分の遊び方に合う1台の決め方」が分かります。
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ツクモ eX.computerはどんなBTOショップか
秋葉原発の老舗、いまはヤマダデンキ運営という安心感
ツクモ(TSUKUMO)は秋葉原を拠点に長く続いてきたパソコン専門店で、自作パーツの品揃えと店頭の知識量で名前を知られてきた老舗です。そのツクモが手がけるオリジナルブランドが「eX.computer(イーエックスコンピューター)」で、PC本体・BTO・パーツ・周辺機器を一通り扱っています。現在はヤマダデンキの傘下で運営されており、長期保証や全国のサポート網という点で、個人事業に近い小規模BTOにはない安心感があります。
ここで言うBTOとは「Build To Order」、つまり注文を受けてから組み立てる受注生産方式のことです。完成品を棚から取って売るのではなく、ベースとなる構成を選び、そこから細かいパーツを入れ替えて自分仕様に近づけられるのが強みです。eX.computerはこのカスタマイズの幅が広く、初心者向けの「選びやすさ」と、こだわる人向けの「いじれる深さ」を両立させているのが特徴です。
パーツ屋の血が入っているという強み
BTOショップは数多くありますが、ツクモはもともとパーツ単体を売ってきた店です。これは地味に効いてきます。電源やケース、CPUクーラーといった「派手ではないが寿命と静音を左右する部品」の選択肢がきちんと用意されていて、しかもそのパーツ自体を後から単品で買い足せる環境がある。組んで終わりではなく、数年使う前提でメンテや増設まで見据えられるのは、パーツ屋の血が入ったショップならではです。
私はベンチマークの最高スコアを煽る売り方をしません。回した数字、つまり実際に長時間動かしたときの安定や温度、騒音のほうを重視します。その観点でツクモを見ると、瞬間最大風速より「毎日触る道具としての完成度」に振っている印象で、ここは正直に評価していいポイントだと思っています。
ゲーミングPCの予算配分は「GPU優先」が大原則
ゲーム性能の主役はグラフィックス
ゲーミングPCを選ぶうえで最初に頭に叩き込んでおきたいのは、フレームレート(1秒あたりに描画されるコマ数)の主役はGPUだという事実です。GPUはグラフィックス処理専用の部品で、3D描画の重さをほぼ一手に引き受けます。だから予算が限られているなら、まずGPUにいくら振れるかを決め、残りで他を組むのが鉄則になります。逆に言えば、ここをケチって他に回すと、どれだけCPUやメモリを盛っても肝心のゲームが滑らかになりません。
ざっくりした目安として、ゲーム用途のPCでは総予算のうち4割前後をGPUに充てるとバランスが取りやすいです。20万円のPCならGPUに8万円前後、25万円なら10万円前後、という感覚です。この比率を大きく外して「CPUが豪華なのにGPUが控えめ」という構成になっていたら、それはゲーム機としては予算配分を間違えています。
CPUは「足を引っ張らない程度」で十分なことが多い
ではCPUはどうでもいいのかというと、そうではありません。CPUはゲームの物理演算やAI処理、読み込みなどを担当し、ここが弱いとGPUが本気を出せず性能が頭打ちになる「ボトルネック」が起きます。ただ重要なのは、ゲーム用途では最上位CPUを積んでも体感が大きく変わらない場面が多い、という点です。GPUに対して不釣り合いに高いCPUは、出費の割に効きません。
目安として、ミドル〜ミドルハイのGPUには中位グレードのCPUを合わせるのが堅実です。動画編集や配信、複数アプリの同時起動を日常的にやるなら上位CPUの価値が出てきますが、純粋にゲームだけなら「世代が新しめの中位CPU」で十分に戦えます。CPUに浮いた予算は、後述するメモリやストレージ、電源に回したほうが満足度が高くなります。
メモリ・ストレージ・電源の正しい優先順位
メモリは16GBが下限、32GBが安心ライン
メモリは作業机の広さに例えられる部品で、容量が足りないと複数の処理を同時にさばけずカクつきの原因になります。現在のゲーミング用途なら16GBが実質的な下限、長く快適に使いたいなら32GBが安心ラインです。ゲームをしながら配信ソフトやブラウザ、チャットを開きっぱなしにする人は、32GBにしておくと一気に余裕が出ます。
eX.computerのBTOでは、注文時にメモリ容量を選べることがほとんどです。ここで悩んだら、CPUを1グレード下げてでもメモリを32GBにするほうが、日常の快適さに効くケースが多いと考えています。メモリ不足は、ベンチの数字には出にくいのに普段使いでじわじわ効いてくる、いちばん地味で重要なポイントです。
ストレージはSSD必須、容量は1TBから
起動ドライブはSSDが絶対条件です。SSDは半導体メモリにデータを記録する高速ストレージで、OSやゲームの起動・読み込みが体感で別物になります。いまどき起動ドライブがHDDという構成はまず選ばないでください。HDDは円盤を回して読み書きする方式で安価かつ大容量ですが、速度が遅く、ゲーム用途では待ち時間のストレスが大きくなります。
容量はゲーム1本あたりが大きくなった現在、最低でも1TB、できれば2TB欲しいところです。最新の大型タイトルは1本で100GBを超えることも珍しくなく、数本入れたらすぐ埋まります。大容量の動画やバックアップを置く用途があるなら、起動用の高速SSDに加えて、データ置き場としてHDDを追加するのも合理的です。eX.computerはストレージの追加スロットや増設の自由度が高いので、最初は1TBで始めて後から足す、という運用もしやすいです。
電源とクーラーは「数年使う部品」として軽視しない
電源ユニットは全パーツに電気を供給する心臓で、品質が低いと不安定動作や故障の原因になり、最悪は他の部品を巻き込みます。容量(ワット数)はGPUの要求に対して余裕を持たせ、変換効率の認証(80 PLUS等)がしっかりしたものを選びたい部品です。ここはベンチに出ない部分ですが、回した数字を安定して出し続けられるかどうかは、結局電源の質に支えられています。
同じくCPUクーラーも軽視できません。冷却が足りないとCPUが熱で性能を絞る「サーマルスロットリング」が起き、せっかくのスペックが活きません。静音性にも直結するので、長時間プレイする人ほど冷却強化の価値があります。eX.computerは電源とクーラーのグレードを選べる構成が多く、ここを一段上げておくのは将来への保険として効いてきます。マザーボードも拡張性や安定性の土台なので、増設予定があるなら余裕のあるものを選んでおくと後が楽です。
価格帯別の狙い目と構成イメージ
10万〜15万円台:フルHDで軽〜中量級を楽しむ入門ライン
この価格帯は、フルHD(1920×1080の解像度)で軽量〜中量級のタイトルを快適に遊ぶための入門ラインです。エントリー〜ミドルクラスのGPUに、中位CPU、メモリ16GB、SSD 500GB〜1TBあたりが標準的な組み合わせになります。競技性の高いタイトルを画質設定を落として高フレームで回す、という遊び方なら十分に戦えます。
注意したいのは、安さを優先しすぎてGPUが弱すぎる構成を掴まないことです。この帯ではメモリを16GB確保しつつ、GPUにできるだけ予算を寄せるのが正解。SSDは最初500GBで妥協しても、後から増設できるeX.computerなら困りません。逆にCPUを盛りすぎた構成は、この価格帯ではコスパが悪くなるので避けます。最初の1台、あるいは予算を抑えたい人にとっての現実的な落としどころです。
18万〜25万円台:王道のミドルハイ、最も後悔しにくい帯
多くの人にとって、最も後悔しにくいのがこの18万〜25万円台です。ミドルハイクラスのGPUを中心に、中〜上位CPU、メモリ32GB、SSD 1TBという「全部そこそこ強い」構成が組めます。フルHDなら高画質・高フレームで快適、WQHD(2560×1440)でも設定次第でしっかり遊べる、汎用性の高いゾーンです。
この帯の良さは、どれか1つが極端に弱いという穴ができにくいことです。GPUに予算を寄せつつ、メモリ32GBとSSD 1TBを確保しても価格が破綻しません。リフレッシュレートの高いゲーミングモニターと組み合わせれば、144Hzや165Hzの滑らかさを活かせます。「長く使えて、たいていのゲームを高い満足度で遊べる1台」を1本選ぶなら、私はまずこの価格帯を勧めます。
28万円〜:WQHD高設定・4K入門、配信兼用も視野に
28万円を超えてくると、ハイエンドGPUを軸にWQHDの高設定や4K入門が見えてきます。重量級タイトルを最高画質で回したい、配信や動画編集も本格的にやりたい、という人向けのゾーンです。ここではCPUも上位グレードの価値が出てきますし、メモリは32GB以上、SSDも2TBを視野に入れると運用が楽になります。
ただし、この帯は「盛れば盛るほど価格が跳ねる」ので、自分の遊び方に対して過剰投資にならないかを冷静に見極めたいところです。4Kで最新作を最高画質、という明確な目的があるなら投資する価値があります。一方で、遊ぶのがフルHD中心ならここまで要りません。電源ユニットの容量や冷却も、ハイエンドGPUに合わせて余裕を持たせるのを忘れないでください。性能が上がるほど、土台の質がスコアの安定を左右します。
カスタマイズで足すべき項目・削っていい項目
足す価値が高い:メモリ・SSD容量・冷却・電源
eX.computerの注文画面でカスタマイズに迷ったとき、優先して足す価値が高いのは「メモリ32GB化」「SSD容量アップ」「冷却強化」「電源グレードアップ」の4つです。いずれもベンチの最高スコアには出にくいのに、長く使う快適さと安定に直結します。とくにメモリとSSDは後悔ポイントになりやすく、最初に確保しておくと精神的にも楽です。
冷却と電源は「保険」としての性格が強い投資です。今すぐ体感が変わるわけではないけれど、数年使ううちに効いてきます。長時間プレイや夏場の運用を考えるなら、ここを一段上げておく判断は理にかなっています。私が回した数字でも、冷却に余裕がある個体のほうが、長時間後の性能の落ち込みが小さい傾向がはっきり出ます。
削っていい:オーバースペックなCPU・派手な見た目・不要な付属
逆に削っていいのは、ゲーム用途に対して過剰なCPU、光らせるための装飾、そして実際には使わない付属ソフトやオプションです。ゲームだけなら最上位CPUの恩恵は限定的で、その予算はGPUやメモリに回したほうが効きます。見た目のライティングは好みの問題なので、性能とは切り離して考えてください。
付属のキーボードやマウスも、こだわりがあるなら別途好みの製品を選んだほうが満足度が高いことが多いです。Officeのような業務ソフトは、ゲーム機として割り切るなら必須ではありません。必要になってからMicrosoft 365のようなサブスクリプションで足す選択肢もあります。「最初から全部盛る」より「本体の中身を厚くして、周辺は必要に応じて」が、トータルで賢い使い方です。
解像度とモニターから逆算して構成を決める
「どの解像度で遊ぶか」が予算の起点になる
構成を決めるとき、スペック表から入るより「自分はどの解像度で遊ぶのか」から逆算するほうが失敗しません。フルHD・WQHD・4Kでは、必要なGPU性能がはっきり変わるからです。フルHDなら中量級GPUで高フレームが狙え、WQHDはミドルハイ、4Kはハイエンドが前提になります。手持ちの、あるいは買おうとしているモニターの解像度に対して、GPUが過不足ないかを最初に確認してください。
モニターのリフレッシュレートも重要な軸です。144Hzや240Hzの高リフレッシュモニターで競技系を遊ぶなら、解像度を欲張るよりフレームレートを稼げる構成にしたほうが体感が良くなります。逆に映像美をじっくり味わう一人用ゲーム中心なら、高解像度・高画質に振る価値があります。遊び方によって最適な振り分けは変わるので、ここを自分で言語化しておくと選びやすくなります。
本体だけでなくモニター・周辺機器も含めて総額で考える
見落としがちですが、ゲーム環境は本体単体では完結しません。高リフレッシュモニター、好みのキーボードとマウス、配信をするならウェブカメラなど、周辺機器も含めて総予算を考えるべきです。本体に予算を使い切ってモニターが残念、では性能を活かしきれません。
ツクモは周辺機器の品揃えも厚いので、本体と一緒に環境一式を見繕えるのは利点です。USB Type-Cの端子数や映像出力など、接続まわりも注文前にチェックしておくと、届いてから周辺機器がつながらないという事故を防げます。総額の中で本体7割・周辺3割くらいを目安に、全体最適で組むのがおすすめです。
注文から納品までの流れと保証の考え方
BTOは「届くまで時間がかかる」前提で動く
BTOは受注生産なので、注文してから手元に届くまでに数日〜数週間の組み立て・検査期間があります。即日持ち帰れる完成品とは違う点を理解しておきましょう。具体的な納期は構成や時期によって変動するため、注文時に表示される目安を必ず確認してください。大型セールの直後や新製品の発売時期は混み合い、納期が延びることがあります。「来週から使いたい」という締め切りがあるなら、余裕を持って注文するのが鉄則です。
流れ自体はシンプルで、ベース構成を選ぶ→メモリやSSD、電源などをカスタマイズする→支払い方法を選ぶ→注文確定、という順です。eX.computerはカスタマイズ項目が分かりやすく整理されているので、本記事の予算配分の考え方を持って臨めば、迷わず組めるはずです。確定前に構成の合計金額と、メモリ・SSD・電源が自分の意図どおりになっているかを最終チェックしてください。
保証とサポートは「数年使う道具」だからこそ効く
ツクモはヤマダデンキ運営という背景もあり、保証やサポートの体制が整っているのが安心材料です。標準保証に加えて延長保証を用意していることが多く、ゲーミングPCのように高負荷で長く使う機材ほど、保証の価値は高まります。初期不良対応や修理の窓口がしっかりしているかは、トラブル時の心理的負担を大きく左右します。
パーツ屋としての側面も保証面で効いてきます。万一の故障や、数年後の増設・パーツ交換のとき、同じ店で部品の相談ができるのは心強い。リファービッシュ品やアウトレットを狙う手もありますが、ゲーミング新規購入なら保証込みの新品構成を素直に選ぶのが堅実です。購入時の価格だけでなく、保証や増設まで含めた長い目での総コスト、いわゆるTCOで判断する視点を持つと、結果的に満足度が高くなります。
失敗しがちなポイントと回避策
ありがちな3つの失敗
BTOゲーミングPC選びでよく見る失敗は、おおむね3パターンに集約されます。1つ目は「CPUを豪華にしてGPUが控えめ」という予算配分のミス。ゲーム機なのにグラフィックス性能が足りず、肝心の場面でフレームが落ちます。2つ目は「メモリ16GBで妥協して後から不足を感じる」パターン。配信やマルチタスクをやり始めると一気に窮屈になります。3つ目は「SSD容量が小さすぎてすぐ埋まる」ことで、ゲームを入れ替えるたびにストレスを抱えます。
いずれも、本記事で繰り返してきた「GPU優先、メモリ32GB安心、SSD 1TB以上」という基準を守れば回避できます。スペック表の数字に目を奪われず、自分の遊び方に対して各パーツが過不足ないかを確認する。これだけで失敗の大半は防げます。デスクトップパソコンのBTOは、後から手を入れやすいのも救いで、増設で取り返しがつく範囲は広いです。
「ベンチの数字」より「自分の用途」で選ぶ
最後に強調したいのは、ベンチマークの最高スコアに引きずられないことです。私はベンチを盛らず、回した数字だけを見る主義ですが、その立場から言っても、数字は「比較の道具」であって「目的」ではありません。あなたが遊ぶタイトル、使う解像度とリフレッシュレート、配信や編集の有無——それらに対して必要十分なら、それが正解の構成です。
ノートで完結させたいならノートパソコンのゲーミングモデルや、省スペース重視ならミニPC系という選択肢もありますが、性能とコスパ、拡張性のバランスでは据え置きのデスクトップが王道です。eX.computerはそのデスクトップBTOで選択肢が広く、本記事の考え方を当てはめれば、自分の用途に合った1台を無理なく組めます。数字に踊らされず、用途から逆算する。これがいちばんの近道です。
よくある質問(FAQ)
ゲーミングPCの予算は、まず何にいくら振ればいいですか?
ゲーム用途ではGPU優先が大原則です。総予算の4割前後をGPUに充て、CPUは足を引っ張らない中位グレード、メモリ32GB、SSD 1TB以上を確保するのが堅実です。残りで電源と冷却に余裕を持たせると、長く安定して使えます。CPUを盛りすぎてGPUが控えめになる配分は避けてください。
メモリは16GBと32GB、どちらを選ぶべきですか?
ゲーム単体なら16GBが下限ですが、配信ソフトやブラウザを開きっぱなしにするなら32GBが安心です。迷ったらCPUを1グレード下げてでも32GBにするほうが、日常の快適さに効きます。メモリ不足はベンチに出にくいのに普段使いでじわじわ効くため、ここは厚めに確保しておくのがおすすめです。
フルHDで遊ぶならどのくらいの予算が目安ですか?
フルHDで快適に遊ぶなら、最も後悔しにくいのは18万〜25万円台です。ミドルハイGPU・中位CPU・メモリ32GB・SSD 1TBが組め、高画質高フレームで多くのタイトルを楽しめます。予算を抑えるなら10万〜15万円台でも設定次第で戦えますが、GPUが弱すぎる構成は避けましょう。
ツクモ eX.computerのBTOは初心者でも選べますか?
選べます。ベース構成を選んでメモリやSSD、電源を入れ替える方式で、カスタマイズ項目が分かりやすく整理されています。本記事のGPU優先・メモリ32GB・SSD 1TB以上という基準を持って臨めば迷いません。確定前に合計金額と各パーツが意図どおりかを最終チェックすれば、初めてでも安心して注文できます。
注文してからどのくらいで届きますか?
BTOは受注生産のため、注文から数日〜数週間の組み立て・検査期間があります。即日持ち帰りはできません。具体的な納期は構成や時期で変わるので、注文時の表示を確認してください。セール直後や新製品時期は混み合い納期が延びがちなので、使いたい日が決まっているなら余裕を持って注文しましょう。
カスタマイズで絶対に足したほうがいい項目はありますか?
優先度が高いのはメモリの32GB化、SSD容量アップ、冷却強化、電源グレードアップの4つです。いずれもベンチに出にくいのに快適さと安定に直結し、後悔しにくくなります。逆にゲーム用途では最上位CPUや装飾は削ってよく、その分を本体の中身に回すほうがトータルの満足度が高くなります。
4Kで遊びたいのですが、どんな構成が必要ですか?
4K高画質はハイエンドGPUが前提で、目安は28万円〜のゾーンです。CPUも上位グレードの価値が出て、メモリ32GB以上、SSD 2TBを視野に入れると運用が楽になります。電源と冷却もハイエンドGPUに合わせて余裕を持たせてください。遊ぶのがフルHD中心ならここまでの投資は不要です。
保証は付けたほうがいいですか?
ゲーミングPCは高負荷で長く使うため、延長保証の価値は高いです。ツクモはヤマダデンキ運営でサポート体制が整っており、初期不良や修理の窓口がしっかりしています。購入価格だけでなく、保証や数年後の増設まで含めた総コスト(TCO)で考えると、保証込みで選ぶ判断は理にかなっています。
✏️ 藤堂 怜より
ベンチは盛らない。回した数字だけ載せます——これが私のスタンスです。今回ツクモ eX.computerのBTOを予算配分という切り口で整理したのも、結局そこに尽きるからです。スペック表の最高スコアは、買う前のテンションは上げてくれますが、毎日触る道具としての満足度を保証してはくれません。長時間プレイしたあとに性能が落ちないか、夏場でも静かか、数年後に増設で延命できるか。私が見ているのはそういう「使い続けたあとの数字」のほうです。
その視点で言うと、ツクモはちゃんと地に足がついたショップだと思います。秋葉原のパーツ屋からの血が入っていて、電源やクーラーといった派手じゃない部品の選択肢がきちんとある。しかもヤマダデンキ運営で保証とサポートの背骨が太い。瞬間最大風速を煽るより、毎日の道具としての完成度に振っている——私の好みに近い設計思想です。
選び方そのものは、実はそんなに難しくありません。GPUを優先して総予算の4割前後を充て、CPUは足を引っ張らない中位、メモリは32GBで安心、SSDは1TBから。電源と冷却は保険として一段上げておく。最上位CPUや装飾は削って、その分を中身に回す。これだけです。あとは「自分はどの解像度で、どのリフレッシュレートで遊ぶのか」を言語化して、そこから逆算する。数字に踊らされず、用途から組む。これがいちばんの近道で、いちばん後悔しません。
もし今、構成で迷っているなら、まずはベース構成を眺めながらメモリとSSD、電源を本記事の基準で当てはめてみてください。合計金額を見て、自分の遊び方に対して各パーツが過不足ないかを確認する。その一手間が、届いてからの数年を決めます。下のリンクから実際の構成とカスタマイズを触ってみると、ここで書いた考え方が一気に具体的になるはずです。納得いく1台を、自分の手で組んでください。

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