SODIMM

📋 この用語の要点(南 ひよりの視点)

SODIMM(Small Outline DIMM)は、ノートパソコンミニPC向けの小型メモリモジュール規格。デスクトップ用 DIMM の約半分のサイズで、薄型機器に収まる設計です。「メモリ増設可能なノートPC」かどうかは、SODIMMスロットの有無で決まります。最近の薄型ノートはオンボード(直付け)化が進み、増設不可モデルが増えているので、購入前のチェックが大事。

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目次

SODIMMとは:小型機器向けのメモリ規格

SODIMM(Small Outline Dual In-line Memory Module)は、ノートパソコンミニPC・小型サーバー向けに設計されたメモリモジュール規格。デスクトップ用 DIMM の約半分のサイズ(約67mm × 30mm 程度)で、薄型筐体に収まる設計です。

DIMM との違い

DIMM(デスクトップ用)が133.35mm の長さに対し、SODIMM は67.6mm 。ピン数も DIMM の288ピン(DDR5)に対し SODIMM は260ピン(DDR5)。規格は別物で、DIMM スロットに SODIMM は装着できない(その逆も同様)。

SODIMMの世代と性能

DDR4 SODIMM

2014年から普及。2026年現在でもミドル価格帯ノートPCで主流。動作速度は 2400 / 2666 / 3200 MHz が一般的。8GB・16GB・32GB・64GB のラインナップ。

DDR5 SODIMM

2022年から本格普及。最新世代ノートパソコンミニPCは DDR5 SODIMM が標準。動作速度は 4800 / 5200 / 5600 MHz。DDR4 より高速で省電力。価格は DDR4 より約30〜50%高め。

LPDDR4X / LPDDR5(参考)

「LP」は Low Power の略。主にオンボード(直付け)のみで、SODIMM 規格としては存在しない。MacBook や Surface などの超薄型機に採用されることが多く、これらは増設・換装不可能。

「メモリ増設可能なノートPC」の見極め

スペック表での確認ポイント

1. 「メモリスロット数」:1〜2スロットが一般的
2. 「最大容量」:32GB / 64GB / 128GB など
3. 「オンボードメモリ」表記の有無
4. 「メモリ増設可能」「換装可能」明記の有無

「メモリ:16GB(オンボード/増設不可)」と書かれていたら、購入後の追加・換装は不可能です。

「半オンボード」モデルに注意

最近多いのが、「8GBオンボード + SODIMMスロット1基」のハイブリッド構成。SODIMMスロットに8GBを追加で計16GB、または16GBを追加で計24GB──このパターン。仕様書をしっかり確認してください。

SODIMM 増設・換装の手順

1. 機種の対応メモリ規格を確認

メーカーサイトのスペックページで「メモリ:DDR4-3200 SODIMM」のような記載を探す。規格・速度・最大容量を必ず確認

2. 互換性チェック

Crucial・Kingston・Transcend などのメーカーサイトで、自分のノートPC型番を入力すると「対応SODIMM一覧」が出る。これに従って買うのが最も安全

3. 物理装着(バッテリー外しが先)

ノートPC底面のネジを外し、メモリスロットへアクセス。必ずバッテリーを外してから作業SODIMM スロットへ斜めから挿し込み、両端を押し込んでロックさせる。

4. 動作確認

起動後、BIOS または Windowsの「タスクマネージャー → パフォーマンス → メモリ」で容量を確認。表示が増えていれば成功

SODIMM のメーカーと選び方

大手3社が信頼の基本

Crucial(Micron):価格と信頼のバランス。互換性チェックツールが優秀。
Kingston:法人向けに強い。永久保証付きモデルあり。
Samsung:純正品質。やや高めだが安心の品質。

無名ブランドは避ける

Amazon で無名メーカーの SODIMM が極端に安く売られていますが、相性問題・初期不良率が高く、保証対応も不安定なケースあり。差額1,000〜2,000円のために大手3社を選ぶのが安全。

同容量2枚組(デュアルチャネル)

1枚で16GBより、8GB×2枚のほうがデュアルチャネルで体感速度向上。ノートパソコンでも、スロット2基あるなら2枚挿しが鉄則

よくある質問(FAQ)

ノートパソコンは増設できるかすぐ分かる?

メーカースペック表の「メモリスロット数」「最大容量」「オンボード/増設可能」表記で判断。明記がなければ製品紹介ページ・分解レビュー記事で確認を。

SODIMM と DIMM の見分け方は?

サイズで一目瞭然。DIMM は約13cm、SODIMM は約7cm。物理的に異なるスロットなので、間違って買っても挿せません。

DDR4 と DDR5 SODIMM、価格差は?

16GB単体で DDR4 が約5,000円、DDR5 が約8,000円(2026年時点)。規格は混在不可、ノートPCが対応している側を選ぶ。

ミニPCSODIMM 使う?

多くの場合 Yes。Intel NUC ・ Mac mini Intel 世代 ・ 中華系ミニPC は SODIMM 採用が主流。増設・換装可能なケースが多いのはミニPC の隠れたメリット。

MacBook のメモリは増設できる?

2016年以降のMacBookは全モデルでオンボード(直付け)で増設不可。購入時に必要容量を選ぶ必要があります。Mac Studio・Mac Pro は別。

既存メモリと別メーカーを混ぜていい?

動くことが多いが、稀に相性問題。同じ製品(メーカー・型番・容量・速度)で揃えるのが安全。

SODIMM増設でノートパソコンの保証は切れる?

メーカー次第。Lenovo ThinkPad など多くは保証維持、DELL・HP も多くはユーザー交換対応モデルが明記されている。事前に確認を。

✏️ 南 ひよりより

SODIMM という言葉、PC初心者には聞き慣れない用語ですが、これを知っているか知らないかでノートパソコンが増設できるか」の判断が変わります。私自身、最初に買った薄型ノートが「メモリ8GB・オンボード・増設不可」で、3年で動作の重さに悩まされて買い替えました。今振り返ると、購入時に SODIMM スロットの有無を確認していれば、増設で延命できていたはず。

1日8時間触っても疲れない、を基準にしています──これは姿勢面だけでなく、PCの動作面でも同じ。メモリ不足でモッサリ動作するPCで毎日作業するストレスは、想像以上の疲労源です。これからノートPCを買う方は、「メモリスロット数」「最大容量」「オンボードか否か」を必ずチェックしてください。

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この記事を書いた人

1日8時間触っても疲れない「毎日使う道具」としての使い心地を重視。映え依存ではなく、タイピング・持ち運び・重量のリアルな使用感を実用ファーストで伝える。担当:タブレット/モニター・キーボード・マウス/在宅ワークガジェット/デスク環境。「1日8時間触っても疲れない、を基準にしています。」

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